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お葬式辞典

9 納棺

主な親族が集まれる時間を決め、
早めに納棺を済ませましょう。

枕経がすんだら、そのまま夜通しで遺体を守り、故人との名残りを惜しむのが普通ですが、最近は枕経のあとすぐに納棺する場合が多いようです。納棺は遺族と近親者が中心になり、葬儀社がお手伝いします。棺の中に白い布団を敷き、その上に遺族の手で遺体を納め、経かたびらや付属の品、故人が愛用していた品々を納めます。陶器や金属、ガラス製品、燃えないものは入れられません。棺のふたは置いておくだけにして、上におおいをし祭壇に安置しておきます。


ドライアイスは、葬儀の日時に合わせて入れましょう。

葬儀の日時を延ばす場合には、ドライアイスを入れて遺体を保存することもできます。
場合によっては、先に密葬を行ってお骨にし、後日、適当な日に葬儀を行うこともあります。
遺体の保存については、青山会館の係員にお尋ねください。


納棺時の弔問は、納棺が終わるまで待っていただきましょう。

死亡の通知を受けますと、弔問客が次々と訪れます。喪主は遺体のそばにつきそって、燈明のろうそくや線香がとぎれないよう注意し、故人に代わって弔問客にあいさつをし、お悔みを受けます。しかし、納棺の時には弔問は納棺がすむまで待っていただくようにします。喪主も遺族も、弔問客に対してはその都度、出迎えたり見送ったりする必要はありません。