27 年忌法要について
年忌法要
百か日が過ぎると、故人の冥福を祈り、仏の世界に落ち着かれることを願うため「年忌法要」を営みます。亡くなられて1年目の命日(祥月(しょうつき)命日といわれる日です)を「1周忌」、その翌年の2年目を「三回忌」、6年目を「七回忌」、12年目を「十三回忌」、16年目を「十七回忌」、22年目を「二十三回忌」、26年目を「二十七回忌」、32年目を「三十三回忌」、49年目を「五十回忌」というように故人の供養を行います。
年忌法要は一般的には一、三、七、十三、十七、そして33回忌まで行い、それ以後はお彼岸やお盆にまとめて供養するようです。
法要の営みかた
年忌法要は、お招きする人の都合などもありますから、命日にしか営めないということはありません。もちろん、"仏法のこうは急げ急げ"といわれるように、命日よりも早くすることはかまいません。1年目のうちに二つとか三つとか重なる場合は、日取りを一番早い命日にあわせて「合斎」することもあります。
お寺様へは法要の1ヶ月前までには連絡をし、お招きする人などの整理と案内をしておきます。前日には、お寺様へ塔婆供養の申し込みをします。法要は自宅か、お寺、墓前で営みますが、皆様がお集りになるまでにお仏壇をお飾りしてお供えものをし、焼香の用意をしておきましょう。施主のあいさつのあと、僧侶の読経、焼香がすむと宴席に移ります。お帰りの際には引出物をお渡しします。遺族の服装は、三回忌くらいまでは喪服か、それに近い地味な色調のものにします。