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お葬式辞典

22 葬儀の後始末

会葬者名簿、香典、諸経費などの事務引き継ぎを済ませましょう。

葬儀が滞りなく終わりましたら、世話役の出納係などの事務関係の引き継ぎをしなければなりません。なるべく葬儀や告別式の当日に済ませるのがいいでしょうが、支払い関係もあって翌日以降になることもあります。しかし、一応の区切りがついたところで、できるだけ早めに済ませましょう。
会葬者名簿、香典や供物、供花の記帳簿、弔辞、弔電、弔問客の名簿、会計簿など、それぞれの責任者からきちんと受け取ります。なかには、急に必要になった費用を立て替えていただいた方もおられるでしょうから、迷惑がかからないように注意しましょう。また、事務の内容などについて、いく分の不満があった場合でも、遺族は大変お世話をおかけしましたという気持で接するようにしましょう。


お手伝いの人や世話になった人などへ、あいさつ回りをしましょう。

隣組やお手伝いいただいた方々、お世話になった方々などには、個別にその尽力に対してのお礼をしましょう。気のおけない人であれば現金でもいいでしょうが、目上の方とか故人の上司には先方のご都合をお聞きして、直接、お礼の品を持参するようにします。故人の恩人や社会的地位がある方、故人の会社、近所の方にも、それぞれに出向いてお礼に伺いましょう。


各方面へに支払いを済ませましょう。

病院や葬儀社、その他へのお支払いは、できるだけ早目に済ませておきましょう。
社会福祉協議会や各種団体への寄付がありましたら、済ませておきます。


会社などにある故人の遺品を整理しましょう。

故人が勤めていた会社などにある私物は、先方の都合も聞いてから出向いて、できるだけ早い時期に整理するようにしましょう。私物だけを持ち帰り、仕事上の資料はその場で返却します。また、同僚の方や行きつけの店などに借用品や借金があれば、できるだけ早目に返却したり精算しましょう。