HOME > お葬式辞典

お葬式辞典

4 世話役

お世話していただく方を決めて、お願いしましょう。

<総務責任者>
葬儀の通知から、弔辞の依頼、弔電の整理、供花の順番や式場の整備など、幅広く受け持ちます。親戚で、よく事情のわかった方にお願いしましょう。

<事務係>
事務係は、葬儀全般の進行を受持つディレクター的な役割となりますが、進行そのものは経験豊かな、青山会館の係員が代行いたします。主な仕事は、親族代表のあいさつをお願いしたり、弔電の整理をし順番を決めたり、火葬場へ行く人数の把握、タクシー、バスなどの配車の手配などです。

<会場係>
会場係は、葬儀社の社員と協力して会場以外の整備をし、会場までの順路を明示したり、テントや駐車場、お寺様の控え室、雨天の時の雨傘入れなどを準備します。供花、供物は、通夜が終わってから新しく届いたものを含め、関係順に整理して並べ変えます。ほとんどは、葬儀社が手伝いますので、希望を伝えていただければ結構です。

<接待責任者>
遺族、親族、お寺様、会葬者、そして各係の方々の飲食接待を受け持ちます。
まず、それぞれの人数を把握しておきましょう。

<おとき係>
おとき(料理)の接待役で、自宅などの場合は隣組の女性が受け持つこともあります。出納係からお金を預かり、買い物を済ませ、葬儀の2時間くらい前には席につけるよう準備をしておきましょう。

<台所係>
接待責任者と相談して、人数を確認し遺族の食事、お通夜のお茶出しなどを担当します。控室、おとき、火葬場、精進落しの席で、親類や近隣の女性が分担するようにします。

<会計担当者>
お金に関するすべての仕事を受け持ち、受付係、出納係のお世話をします。普通は、出納係を兼ねてもかまいません。

<受付係>
「会葬者名簿」と香典の受け付けが主な仕事となります。記載してもらう時には名前と住所をきちんと書いてもらいましょう。また、霊前に供えられた供物や香典、郵送されてきた香典なども記帳しておきます。受付係は、親族の方もしくは隣組の方か会社の人にお願いするのが普通です。

<出納係>
現金を取り扱いますから、親族か知人で几帳面な方にお願いしましょう。
香典の入金、葬祭費、お寺様への支払いなどを受け持ちますから、記帳のミスがないよう2人で分担します。


また、遺族としては細かな出費がたくさんありますから、5~10万円くらいの現金を預かっておきましょう。葬儀にかかった費用は、遺産相続の時に税金控除の対象になりますから必ず領収書をもらっておきます。